全日本高等学校オーケストラ連盟
事務局長 幸重雅也
全日本高等学校オーケストラ連盟の事務局長をつとめております、幸重雅也(ゆきしげ・まさや)と申します。連盟加盟校の顧問の皆さん、生徒の皆さん、よろしくお願いいたします。事務局長といっても日常の業務は事務局の皆さんにお願いし、私自身は指示と決済を行うだけで普段は高校の教師をしております。その学校でオーケストラ部の顧問をつとめて生徒と一緒に演奏するとともに、家に帰れば地域の市民オーケストラでビオラを弾いております。
オーケストラ連盟も早いもので発足以来10年を迎えました。今年2008年はその記念すべき年で、オーケストラフェスタでの祝祭演奏や記念誌の発行などを予定し、皆さんと共に歓びを分かち合いたいと願っております。そしてこれまで連盟の発足ならびに維持発展に貢献されてこられた多くの先生方や事務局の方々に、この場を借りて深く感謝の意を表するものであります。
発足以来その活動に多かれ少なかれ関わってきた私が最近思うことは、連盟の拡充期は既に終わりに近づき、今後は内容の充実こそが急務であるということです。発足のときは無我夢中で、とにかく高校オーケストラ界の情報交換と交流を深める場にしたい、という一念で走ってきました。3大行事である「サマークリニック」「オーケストラフェスタ」「ヨーロッパ演奏旅行」の参加者を拡大させ、多くの皆様から賛同と感謝のお言葉を寄せていただきました。
しかし、その言葉に甘えていてはいけないと自戒しております。オーケストラに携わる教師も生徒も、一に願うことは皆同じで「何とか良い演奏をしたい」という一念に尽きると思います。現在の行事を大事にする一方で、連盟加盟校の皆さんが「連盟に加盟していて良かった」と思えるような研修・実技指導の拡充などが、これから求められる理想像ではないかと感じております。
何事につけても、それが万人にとって最高であるということは皆無でしょう。私たち事務局にしても様々な選択や業務遂行に悩み戸惑いながら模索しているのが実情です。しかし私のモットーである「1ミリでも理想に近づく」ことを目指し、頑張ってまいります。どうか加盟校の皆様も忌憚のないご意見を聞かせていただければ幸いです。せっかく蕾の段階まできた高校オーケストラ界を、みんなで一緒に花咲かせようではありませんか。